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4.3 販売利益分析

機能概要 #

 「販売利益分析」機能は注文の注文日時を基準として、日・週・月・時間単位でのリアルタイム販売データ(売上、コスト、利益など)の統計を提供します。Amazon店舗の運営担当者が店舗および商品の日々の販売状況を分析するのに最適です。

 

 

AmazonのSP-APIを通じて、注文データやプラットフォーム手数料(販売手数料、FBA配送代行手数料、広告など)を自動で同期し、データの正確性とタイムリーを確保しています。未確定の注文費用については、自社開発のインテリジェント推定システムにより、過去の取引履歴と未確定取引を分析し、より現実に近いリアルタイム利益の計算を実現します。短期的な営業効果を把握するのに役立ちます。

 

 

また、「コストセンター」で商品原価や初回物流コストを手動で入力することもでき、システムが自動的に統合・計算し、より完全なコスト構造と利益分析を提供します。多角的なデータインサイトにより、高ポテンシャル商品を特定し、商品選定戦略の最適化、価格戦略の策定、店舗ヒット商品の育成に貢献します。

 

 

データは10分ごとに自動更新され、常に最新の営業状況を把握できます。 取引決済時間に基づく計算された利益状況を確認する場合、財務諸表分析」機能をご覧ください。

マニュアル動画 #

マニュアル #

1.「販売分析」から「販売利益分析」を選択して機能に入ると、店舗の主要な販売データを確認できます。初めて利用する場合は、「コストセンター」で商品のコスト設定を行うことを推奨します。

2.主要指標

① 注文:指定期間内の全注文数(キャンセル済み注文は含まれません)

② 総販売数:指定期間内の全商品の販売数量(返品は差し引かれません)

③ 純販売数:総販売数量から返品数を引いた数量  計算式:純販売数=総販売数-返品

④ 売上:返金前の売上金額(Amazonセラーセントラルと同様)

⑤ 純売上:返品発生日ベースで返金を差し引いた売上額 計算式:純売上=売上-返金額

返品件数:指定期間内の返品数

返品金額:返品数 × 商品単価で算出された金額

⑧ 返品率:返品数 ÷ 総販売数(未発送キャンセル・返品済み・返品されない等のケースを含む)

⑨ 総コスト:仕入れコスト、物流コスト、Amazon販売手数料、FBA配送代行手数料、広告費、プロモーション割引額などの合計

⑩ 粗利益:

 計算式①:粗利益=純売上-総コスト  計算式②:粗利益=売上-総コスト

⑪ 粗利益率:

 計算式①:粗利益率=粗利益 ÷ 純売上  計算式②:粗利益率=粗利益 ÷ 売上

⑫ ROI(投資収益率):

 計算式:ROI=利益 ÷ 投資金額 × 100%  

投資金額には、仕入れコスト、物流コスト、FBA配送代行手数料、広告費、Amazon販売手数料、税金、カスタムコスト、プロモーション割引額、その他の費用が含まれます。

3.日・週・月の単位で指標を確認でき、「推移別」と「数値別」を切り替えて表示できます。

(1)推移別:各データを独立した縦軸で表示し、数値差が大きい項目(例:総コストと粗利益率)などの動きの相関性を観察するのに適しています。 

(2)数値別:同一縦軸で統一して表示し、数値の関係性を視覚的に把握できます(例:売上と総コスト)。

4.「時間帯別」機能では、選択した期間内の時間単位ごとの売上・販売数量・注文数を積み重ねで表示できます。

例:6月1日~6月31日を選択した場合、各時間帯の売上額はこの期間内の同時刻の売上合計です。

5.「コスト構成」円グラフにより、各種コストが「総コスト」に占める割合を視覚的に確認可能です。

また、販売額に対する割合を確認したい場合は、右側のAmazon収入との比較」タブをご利用ください。

コスト内の「その他の費用」:在庫保管手数料、長期在庫保管手数料、Amazon月額登録料、返送/所有権の放棄手数料、補償金などの各種費用が含まれます。一部の費用はASINごとに分配できないため、店舗全体での「その他の費用」として表示されます。

6.画面右上の「設定」ボタンをクリックすると、以下の計算方法をカスタマイズできます:

① 純売上の計算方法

② 粗利益率の計算方法

③ ROIに含めるコスト項目の設定

7.親ASIN・子ASIN・SKUごとの詳細販売データも確認可能です。

8.「注文」タブをクリックすると、選択期間内に注文されたすべての注文詳細を確認できます。

Amazonの「保留注文」データにも対応しており、未確定の注文についてもシステムの推定により売上・コスト・利益が表示されます。

9.「コストセンター」にて、商品の仕入れコストや物流コストなどを入力・管理することができます。正確な利益計算に不可欠です。詳細は「コストセンター」機能をご覧ください。