よくあるNGワードのパターンと注意点
1. 他社ブランド名を使った表現
「Apple対応」「ダイソン互換」「ナイキ風」など、他社ブランド名を許可なく記載することは、商標権侵害に該当します。
たとえ「互換」「対応」と付けても、許可がない限りはNGです。
ブランド名を使わずに、「Bluetooth対応」や「コードレス掃除機用」などの中立的な表現に置き換えましょう。
2. 誇張・断定的な表現
一時的:
「最後のチャンス」、「期間限定」「割引」「本日」など、
主観的:
「100%効果あり」「絶対に満足」「業界最安値」「世界一」「素晴らしい」など、証明できない断定的な表現や、過剰な広告文はAmazonで禁止されています。
あくまで事実に基づいた表現を心がけ、「〜が期待されます」「〜のような効果があります」など、曖昧で穏やかな表現に変更することが重要です。
3. 医療・衛生関連の表現
医薬品・医療機器として正式に認可されていない商品に、「除菌」「殺菌」「抗菌」「アレルギー対策」「ウイルス除去」などの効果を謳うと、薬機法に抵触する恐れがあります。
このような表現を使用する際には、第三者機関の証明書や検査データが必要です。証拠がない場合は、曖昧な言い回しを避けてください。
厚生労働省: 医薬品等の広告規則について
4. エコ・自然派をアピールする表現
「環境にやさしい」「オーガニック」「無添加」「BPAフリー」などの表現も、科学的根拠や認証がない場合は問題視されます。特に日本の消費者庁は、景品表示法に厳しく、曖昧な「ナチュラル」表現には注意が必要です。
消費者庁: 景品表示法
消費者庁: 食品表示について
5. レビュー・評価を促す表現
「レビューを書いたらプレゼント」「高評価で特典あり」「☆5をお願いします」などのレビュー誘導行為は、Amazonで完全に禁止されています。
報酬や特典と引き換えにレビューを依頼することは、最も重い違反のひとつであり、アカウント停止に直結します。
6. その他、違反の恐れがある表現
宗教や政治的な用語、性的な表現、武器や危険物などの表現もNGです。
また、科学的な専門用語(残留農薬、微生物など)も、裏付けのない使用は避けるようにしましょう。