Amazon用語集:初心者セラー向けガイド〜「FBAご利用推奨商品」機能を簡単にマスター〜

どの商品がフルフィルメント by Amazon(FBA)に適しているか

数ある商品の中から、FBAサービスを通じてより高い売上と利益をもたらすポテンシャルのある商品を、

どのように見つければよいのでしょうか?

こんにちは、tool4seller JP マーケティング部の斉藤です。

この悩みを解決するために、AmazonセラーセントラルにはFBAご利用推奨商品機能が用意されています。

今回のAmazon用語集では、この機能へのアクセス方法から、利用方法に至るまで、

最も分かりやすく、簡潔にご説明します。

FBA運営の成功への第一歩を、ここから踏み出しましょう🌻

目次

一、 「FBAご利用推奨商品」ダッシュボードへのアクセスと使用方法

まず、この機能がどこにあるかを確認しましょう。

Amazonセラーセントラル 在庫フルフィルメント by Amazon(FBA) → 推奨商品

アクセスすると、図のようなメインダッシュボードが表示されます。

Amazonセラーセントラル より

主な機能を確認しましょう🐧

FBAおすすめ商品 すべての商品

前者はAmazonの機械学習システムが厳選したポテンシャルのある商品のリストです。

後者は出品中のすべての商品を表示し、全体像を比較できます。

ダウンロード: ワンクリックでおすすめ商品のデータをExcelでエクスポートできます。

複数登録: FBAへの登録を決めた商品を複数選択し、このボタンをクリックするだけで一括でFBA登録が完了します。

二、 3つのステップで理解:FBAおすすめ商品を分析する方法

初心者は、まず中心となる情報に絞り、以下の3ステップで進めていきましょう。

ステップ1

商品リストを閲覧し、素早く絞り込む デフォルトのリストビューでは、商品ごとの主要なデータのサマリーが表示されます。

Amazonセラーセントラル より

パフォーマンス: 商品の直近30日間における売上額、販売個数、ページビューに関する情報。

現在の出品: 商品の販売金額、出荷元、出品状況に関する情報。

Potential Impact of FBA in Japan: 売上上昇見込みには、過去90日間に獲得できたはずの増分売上が表示されます。

90日前にこの商品にFBAを使用した場合の増加額が推定されます。

🔺初心者は要注意:

 「Potential impact of FBA」の指標は、

もしこの商品を90日前にFBAに登録していた場合に、売上がどれだけ増加した可能性があるかを推定します。

しかし、これはあくまで売上の増加であり、利益の増加を予測するものではありません

たとえ売上が増加しても、FBA関連の費用(配送代行手数料や在庫保管手数料など)が高すぎれば、

実際の利益はかえって減少する可能性もあります。

ステップ2

詳細データを深掘りする 気になる商品があったら、その左側にある矢印をクリックして、詳細な分析を展開します。

Amazonセラーセントラル より

分析: 過去のパフォーマンスを示すグラフで、過去1年/半年/3ヶ月/1ヶ月/1週間の販売状況を選択して確認できます。

売上が安定しているか、増加しているか、減少しているか、あるいは季節性商品であるか(例:夏にしか売れない)などを

直感的に把握でき、商品の現在の市場需要を判断するのに役立ちます。

トラフィックに対する売上の割合: 商品を閲覧した人数に対して、購入されたユニット数を示す購入転換率。

商品ページの魅力度を直接反映しており、転換率が高いほど、商品を見た購入者が注文に至る可能性が高いことを意味します。

購入者による評価: カスタマーレビューの平均評価。商品の星評価とレビュー数を確認できます。

評価の高い商品は、FBAに切り替えることで購入者の信頼をさらに得やすくなります。

売れ筋ランキング: カテゴリーおよび商品タイプにおけるASINのベストセラーランキング。

その商品が属するカテゴリーでの人気度を反映しており、ランキングが高いほどよく売れていることを示します。

FBAで競合する出品商品: 他の出品者が出品中のFBA商品の数。

FBAチャネル内での競争の激しさを判断するのに役立ちます。この数値が小さいほど、競争圧力が低い可能性があります。

おすすめ出品: 過去90日間に獲得したおすすめ出品の商品詳細ページのページビューのうち、このASINのページビューが占める割合。

この指標は、セラーが「ショッピングカートボックス(Buy Box)」を獲得した露出度を測るものです。

ショッピングカートボックスを獲得したすべてのビューのうち、商品がどれだけの割合を占めたかを示し、

競争力を測る重要な参考情報となります。

      >獲得率過去90日間に商品詳細ページのページビューを獲得したおすすめ出品のうち、このASINのページビューが占める割合。

購入者がこの商品ページを訪れた際に、ストアがどれくらいの頻度でショッピングカートボックスを獲得したかを示します。

この比率が高いほど、商品が直接購入される機会が大きくなります。

    >現在このASINのおすすめ出品を獲得している現在の価格。

この価格から、市場における最適な競争価格を把握できます。

    >販売価格 この出品商品の価格。

セラー自身がこの商品に設定した販売価格です。上記の「現在」の価格と比較することで、自身の価格設定に競争力があるかどうかを判断できます。

プロモーション: この商品をFBAに出品する際に適用されるプロモーションの詳細を表示。

重要:割引の対象となるには、ASINが中古や整備済みではなく、かつ出品者が利用資格をすべて満たしている必要があります。

この商品がFBAを利用する場合に参加可能なプロモーション活動が一覧表示されます。

同時に、商品が新品であることなど、参加資格の要件も提示されます。

ステップ3

ステップ1と2を通じて、市場の需要が旺盛で成長のポテンシャルがある商品を絞り込むことができました。

 ここからがその商品が本当に利益を増やしてくれるのかを計算します。

商品リストのFBA料金の列にある商品寸法情報をクリックすると、その商品のFBA料金シミュレーターページに移動します。

Amazonセラーセントラル より

FBA料金とは、商品寸法に対するFBA手数料の見積り額で、在庫保管手数料は含まれません。

そして、FBA料金シミュレーターでは、フルフィルメントチャネルの費用とFBAとの比較や、

ホリデーシーズンとホリデーシーズン以外の月での費用の予測を行うことができます。 

商品の関連情報を入力し、推定をクリックすると、Amazonから出荷(FBA)と出品者出荷のコスト比較が左右に表示されます。

Amazonから出荷の純利益と利益率が出品者出荷を明らかに上回る場合、

この商品をFBAに切り替えることは賢明な選択と言えるでしょう。

三、最後に

FBAご利用推奨商品機能は、Amazonのデータを活用してセラーに進むべき方向を示し、商品選定と分析にかかる時間を大幅に節約してくれます。

しかし、この機能が提供するのはあくまで「提案」であり、

最終的な決定権はセラー自身にあることです。

成功への道は、FBAおすすめ商品からチャンスを発見した後に、

料金シミュレーターで利益を検証し、Amazonのデータインサイトと自身の緻密なコスト分析を組み合わせることにあります。

 

以上FBAご利用推奨商品機能の紹介でした。

お役に立てれば嬉しいです🐧

 

FBAでの納品を決めた方で、FBAの納品手続きについて知りたい場合は、

こちらをご参照ください:

Amazon FBA納品はどうすればいい?FBA納品のプロセスをステップバイステップで解説

最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨

ささやかな気持ちですが、

Amazonセラーツールtool4sellerの料金を10%OFFするクーポンを差し上げます。

クーポンコード:T4S10BLOG

引用

斉藤 千鶴(さいとう ちづる)

tool4sellerマーケティング部 編集者✏️

tool4sellerの最新情報やAmazon物販にまつわる、

ちょっと得する情報を発信中♪

「なるほど」がひとつでも見つかれば嬉しいです🎀

一緒に楽しくビジネスレベルアップしましょう🐧