Amazon FBA納品はどうすればいい?FBA納品のプロセスをステップバイステップで解説


こんにちは、tool4seller JP マーケティング部の斉藤です。
FBAとは、商品の保管、ピッキング、梱包、配送、さらにはカスタマーサービスまでをAmazonが代行するサービスであり、
運営効率を高め、より多くの顧客にアプローチするための強力なツールです 。
今回は、出品者の商品がスムーズにAmazonフルフィルメントセンター(FC)に納品されるための、
FBA納品のプロセスをご紹介します。
初心者の方にもわかりやすく、実践しやすい内容なので、
ぜひ参考にしてみてください🐧
目次
一、準備段階
※出品者の商品と運営方法がAmazonの規約に準拠していることを確認し、コストを明確に把握
1.FBA最新情報
FBAに関する規約、料金、運営ルールは、サービスの改善や法改正などにより頻繁に更新されます 。
常に最新の情報を把握し、ルールを遵守しましょう✨
最新情報の確認アクセスはこちら:
セラーセントラルのFBAヘルプページ
セラーセントラルの「お知らせ」
「Amazon出品大学」
2.FBAへの納品が禁止されている商品および危険物
商品の選定や在庫の仕入れを行う前に、その商品がFBAを通じて販売・配送が許可されているかを確認することが最優先事項。
制限対象商品:Amazonでは、違法、危険、またはポリシーに違反する商品の販売を固く禁じています。
危険物:可燃性、加圧性、腐食性、その他の有害物質を含むため、保管、取り扱い、輸送中にリスクを伴う可能性のある商品 。
危険物を販売する場合は、「FBA危険物納品プログラム」への参加申請が必要です。
3.FBAの料金構成
利益を確保するためには、正確なコスト計算が鍵となります 。
FBAの料金は、主に以下の要素で構成されています。
FBA配送代行手数料:この手数料は商品ごとに請求され、具体的な金額は商品のサイズ区分と配送重量によって決まります。
在庫保管手数料:FCで商品を保管するために必要なスペースに対して支払う費用。
繁忙期の料金は、通常期よりも大幅に高くなります 。
特に、在庫が26週(マケプレが日本の場合)を超えて保管されると、追加の長期在庫追加手数料が課される点に注意が必要です。
その他のサービス手数料:購入者返品手数料、納品不備受領作業手数料などが含まれます。
二、納品プランの作成と配送手配
※商品のコンプライアンスとコストを管理できることを確認したら、セラーセントラルでFBA納品プランの作成を開始
セラーセントラルにログインし、メニューバーから「在庫」>「商品登録」に進みます。
すでにAmazonで販売されている商品:JANコード、製品型番、または商品名で検索して追加できます。
カタログにない新規商品:新しい商品ページを作成する必要があります。
↓
出荷方法が「Amazonが発送し、カスタマーサービスを提供します(FBA)」を選択すると、
その商品はFBAを通じて販売されることになります。
🔺要注意:「出品者が発送」を選択すると、商品は自己発送在庫として登録されてしまいます。
↓
価格、コンディション、在庫数を入力して商品情報の登録を完了させます。
以上の準備が完了したら、商品をFCに発送する準備に進みます。
1.商品の梱包
適切な梱包は、在庫がスムーズかつ迅速に受領されるための物理的な基盤となります。
こちらの必須の資材を準備しましょう🐧
🖨プリンター |
📏計測・計量ツール |
📦ボール箱 |
商品と段ボール箱のサイズと重量の制限について、Amazonの公式ウェブページをご参照ください。
加えて、重量が15kgを超える段ボール箱は重量超過とみなされる規定があります。
段ボール箱がこの「重量超過」に該当する場合は、
天面と側面の合計2箇所に「重量超過」と明記する必要があります。
この表示がない場合、荷物は倉庫で受領を拒否されるだけでなく、着払いで返送され、その際の送料は出品者の負担となります。
梱包テープ 段ボール箱をしっかりと密封するために使用します。 |
プチプチ/緩衝材 壊れやすい商品を包んだり、箱の中の隙間を埋めたりして衝撃から保護します。 |
マジックペンとカッター 数量のカウントや切断作業に使用します。 |
包装資材 チャック付き袋や気泡緩衝材袋など。 |
2.FBAに発送
ステップ1:発送する在庫を選択
発送したいSKUにチェックを入れ、各SKUの発送数量または箱数を入力します。
この段階では、出品者自身が商品を管理するために設定したコードあるSKUが重要になります。
ステップ2:発送を確定
発送住所と発送予定日を確認してから配送業者を選択します。主に二つの方法があります。
個口配送:商品を個別の輸送箱に梱包して、箱ごとに配送ラベルを貼ります。
パレット輸送:複数の箱をパレットにまとめて輸送する場合に適しており、通常は物量が多い場合にコスト効率が高くなります。
次に、各商品の納品数を入力すると、Amazonのシステムが最適なFBAの納品先倉庫を自動的に指定します。
場合によっては、異なる商品を別々の倉庫に分けて発送するよう指示されることもあります。
この指示には必ず従う必要があるため、納品プランを注意深く確認してください。
ステップ3:ラベルを貼付
納品プラン作成フローの中でPDFファイルをダウンロードして印刷します。
長距離輸送に耐えられるよう、防水・防油・耐傷性のあるラベル紙の使用しましょう🌻
2種類のラベルを貼り付ける必要があります。
商品ラベル(FNSKU):特定の出品者の特定のSKUに紐づくAmazonシステムが生成する固有のバーコード。
貼付ルール:
>商品の包装の平らな面に、しわが寄らないように平らに貼り付け、継ぎ目、曲面、角を避けてください。
>商品に元々付いているメーカーのバーコードを完全に覆い隠す必要があります。
商品が袋に入っている場合、袋を開けずにスキャンできるよう、ラベルを袋の外側に貼る必要があります。
配送ラベル(FBABoxID):輸送用の外箱に貼り付け、納品IDなどの情報を含みます。
貼付ルール:
>各輸送箱には、必ず一意の配送ラベルを1枚貼り付けます。
>開梱時にカッターで傷つけられるのを避けるため、ラベルは箱の継ぎ目を避け、平らな面に貼り付けてください。
ステップ4:配送業者を選択
FBAパートナーキャリア(日本郵便やヤマト運輸):
納品プラン作成の最終段階で「FBAパートナーキャリア」を選択し、輸送箱の数、寸法、重量を正確に入力します。
入力後、システムが見積もり送料を表示しますので、
その料金を確認・承認すると、専用の「配送ラベル」が生成され、印刷できるようになります。
メリットは、セラーセントラル上で全ての配送手続きを完了でき、通常よりも有利な配送料金で発送できる点です。
FBAパートナーキャリア以外の発送:
出品者自身が契約している配送業者やサードパーティの貨物代理店を利用することもできます。
危険物を輸送する場合や、より有利な契約料金を持っている場合、または特別な輸送サービスが必要な場合にこの選択肢が有効です。
この場合、出品者自身で配送予約と送料の支払いを行い、セラーセントラルで有効な追跡情報を手動で入力する必要があります。
選択した輸送モードと配送業者に応じて、システムが次のステップ(配送業者情報の確認、追跡番号の入力など)を案内します。
三、受領と在庫管理
※荷物を発送した後は、その輸送と受領ステータスを確認し、納品後の在庫を効果的に管理することが、継続的な販売とコスト管理の鍵
1.納品状況を確認
セラーセントラル→「納品管理」
納品の各ステータスをリアルタイムで追跡。
発送済み:配送業者が荷物を集荷した、または出品者が配送業者の拠点に荷物を持ち込んだ状態。
輸送中:Amazonが配送業者から情報を受け取り、荷物がFCに向かっていることを確認した状態。
配達済み:配送業者が荷物をAmazon FCの敷地内に配達しましたが、まだFCでの処理は開始されていない状態。
チェックイン:荷物を積んだトレーラーがFCの荷下ろし口に移動し、荷下ろしの準備が整った状態。在庫はまだ受領プロセスには入っていません。
受領中:Amazonのスタッフが箱を開封し、商品のバーコードをスキャンしている状態。この段階で、在庫は順次販売可能な状態になります。
完了:納品されたすべての商品が受領完了した状態。
2.納品後の在庫の管理
在庫のパフォーマンスを確認する:
セラーセントラル→「在庫パフォーマンス」
在庫パフォーマンス指標(IPI)は、出品者様がFBA在庫をいかに効率的かつ生産的に管理しているかを数値化します。
出品者様の在庫パフォーマンス指標のスコアは、人気商品の在庫を確保し、手持ち在庫を効率よく管理することにより、どれだけ売り上げを伸ばしているかに基づいて算出されます。
合理的な在庫補充:
より精密な運営を目指す出品者は、tool4sellerのようなツールを使い、FBA在庫管理機能でリアルタイムの在庫状況を把握できます。
売れ筋商品については、在庫をリアルタイムでモニタリングし、欠品を避け、健全な在庫レベルアップを維持するためにタイムリーに補充する必要があります。
❓「FBA商品の管理において、tool4sellerは出品者様をどのようにサポートしますか?」
FBA在庫一覧:リアルタイムで在庫状況を把握することができます。
FBA在庫の全体像を把握し、在庫総コスト、余剰在庫SKU、在庫補充すべきSKUなどのデータを一目瞭然に確認できます。

FBA在庫管理:FBA注文の在庫情報を一目で確認でき、在庫切れや余剰在庫、長期在庫保管など注目すべきの注文が表示されます。
指定商品の販売トレンドにより、推定販売数を算出し、在庫切れの時間を予測できます。
また、各輸送方法で補充される注文に対して、在庫補充警告・補充日数・補充件数を自由自在に設定可能です。

在庫変動通知:在庫情報を把握することができます。
tool4sellerは補充すべき商品や補充数量をインテリジェントに判断し、メールまたはスマホにプッシュ通知を送信します。

納品管理:商品のフルフィルメント状況に関する情報を一括的に確認可能。
より明確に納品状況を把握することができます。

四、最後に
❓FBAはどのような商品に適しているか
FBAを利用するかどうかの決定は、
資金状況、製品特性(高価値、小型、回転率の高い商品がより利益を得やすい)
自社の物流能力(効率的な自社倉庫・配送能力がなければFBAは最適な選択肢)
カスタマーサービス能力や店舗の信頼性など、
多角的な要素を総合的に評価する必要があります。
❓FBA利用する際の注意事項

以上のFBA納品に関するプロセスと注意事項についての紹介でした。
お役に立てれば大変幸いだと思われます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨
ささやかな気持ちですが、
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斉藤 千鶴(さいとう ちづる)
tool4sellerマーケティング部 編集者✏️
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